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期日前投票に行ってきました!

執筆者の写真: 高梨 恵子(板橋障害児保育研究会)高梨 恵子(板橋障害児保育研究会)

 きのうは、作業所に通う青年、いまはちょっと家でゆっくりしている青年、作業所でのボランティアを経て、この春から埼玉の高齢者施設で働きはじめた青年といっしょに期日前投票に行ってきました。

 はじめに、待ち合わせた公園でちょっと打ち合わせ。全員板橋区民なので、同じお知らせを持ってるはず・・・と思ったら、封筒に入っていた「感染症対策」のチラシが違う?


 わたしに届いたのは、投票所が混雑してないか問い合わせてね、HPでも知らせてるよ、というものだったのに、青年が握りしめてきたチラシには、「全ての期日前投票所のリアルタイム混雑状況が確認できます」とQRコードがついていた。「期日前投票を利用するなどして、分散にご協力ください」という文言も入っていた(選管にメールで問い合わせたみたところ・・・1割ぐらいの人にはシステムの準備が間に合わず、QRコードを入れられなかったというお返事とQRコードが今朝届きました)。


 打ち合わせでは、悩みの種だった、筆記用具について確認。それぞれ、持参の鉛筆や油性のボールペンなどで投票することにしました(期日前投票所には消毒済みの「鉛筆」が備えられていました)。

 高齢者施設で働き始めた青年が、「初めての選挙」ということが判明。もう何度も選挙を経験している青年たちに「いろいろ教えてあげてね」と伝えると、遠慮がちにわたしをチラチラ見ながらぼそぼそ何やら伝えていましたが、「あっ、それそれ、それ大事!」などとちょっと合いの手を入れると、自信をもって案内人をつとめてくれました。すごいぞ!


 人数制限のため、入室をじっと待ちながらも、投票はスムーズに終了。いつも思うことですが、投票後の彼らの顔が好きです。とても誇らし気なのです。

 18歳選挙が始まり、高校や特別支援学校の高等部でも選挙学習が行われていると思いますが、卒業生たちを招いて、自分の経験を話してもらったらいいのになあと思います。


 感染症対策をがんばったので、お茶やカラオケやおしゃべりはじっとがまんして帰途につきました。


 夜、投票してきたメンバーへメールや電話をしました。初選挙の青年が言ってくれたのは、「鉛筆がペンになったり、持参もOKになるのだから、もっとみんなが投票しやすいようにいろいろ柔軟に変えていけばいいのに・・・」ということ。そのとおり!! ちょっとだけ公職選挙法のことなどを伝えました(詳しくはじっくり話しましょう)。

 これまでの学習会や選挙の時に、青年たちからは「書く紙がもっと大きくなればいいのに」「字を書くのが難しい子もいるから、マルとかで選べたらいいのに」という声も出されていました。この声をもっともっと束ねて、伝えていきたいと思います。


 個々の選管は、感染症対策も、工夫しながら、ぎりぎりまでアプリを作ったりしていることも、今回わかりました。青年たちが「投票所は感染症対策をがんばっていた。ありがとうございました」「さやのゆ(板橋区の温泉!)みたいに、鉛筆を消毒したのと使ったのとを分けてたのがよかった(ブラシやくしみたいに)」という感想を寄せてくれたので、その声もちゃんと選管にメールしたところです。

 ついでに、「QRコードを読めない人もいるので、混雑状況は、テレビ(たとえばTOKYO MXテレビなどでもよいので)で流してもらったらどうでしょう。感染症対策のため、期日前投票を呼びかけながら」という要望なども伝えました。


 「選挙のお知らせ」の封筒にも、障害のある人たちに向けての対応や配慮などがいろいろ書かれるようになってきました。板橋区では、(活字読み上げ機能の付いている機器が必要ですが)「音声で聴くことができるコード」、「投票所でサポートが必要な場合は投票所係員までお声がけください」、「車椅子、点字器、文鎮等を用意しています」など。

 こうした案内は、選管によりまだまだばらつきがあります。書いてあっても、用意していないところもあります。書かれているからOKでやなく、検証もしていかなければならないですね。各地のようすや選管のとりくみなどみなさんからも聞かせてもらえたらうれしいです。

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